今回は本の紹介をします。
以前に紹介したものの続きです。
前回は9つあるうちの3つまでを紹介しました。
今回は4つ目からいきますね。
第4の習慣 現実的楽観主義者になる
ポジティブに考えることは必要です。
しかし、
目標を達成することは簡単ではないという認識もまた必要です。
ポジティブに物事を考えればそれでいい的な発想ではむしろ目標を達成できません。
ポジティブシンキングというものに、疑問を感じている人もいるでしょう。
それはポジティブに考える部分が違っているのです。
いいことしか考えない。いいことしか起きないと信じるみたいな思考は、
ただ念じているだけで願いが叶うと言っているのと同じです。
これが非現実的楽観主義者の姿です。
目標を達成するためには、現実的楽観主義者であることです。
まずは現実を受け入れることです。(現実的楽観主義者の現実的の部分です)
それをした上で、
それでもできると信じて行動をする。(現実的楽観主義者の楽観主義者の部分です)
現実的に物事を見て、同時に楽観的でいられる人は以下の傾向にあります。
就職活動では、より多くの会社に履歴書を送ります。
婚活では、より多くの人にアプローチします。
手術後のリハビリには、より辛抱強く取り組みます。
「成功するのは簡単ではない」と考える人を「ネガティブな人」と捉える愚かな人がいるようで困るのですが、そういう人こそ「自分にはハッピーなことしか起きない」「願えば叶う」などと信じ込む非現実的楽観主義者なのです。
そういう人はずっと夢を見ていればいいので放っておきましょう。
真に目標を達成したいのであれば、障害を探すことは成功への大切なステップです。
問題や障害を考えることはネガティブではないことを忘れないことです。
それを考えないからネガティブな結果になってしまうのです。
障害を見つけることで取るべき行動も明確になってくるのです。
第5の習慣 「成長すること」に集中する
「自分には成功する力がある」と信じることと同じくらい大切なことがあります。
「今はできなくても、できるようになる」と信じることです。
能力は伸ばすことができるのです。
心理学で裏付けられた「新たなことに、自信と活力を持って挑戦する方法」があります。
それは
「失敗してもいい、と開き直る」こと。
「成長ゴール」という考え方があります。
これは目標の焦点を「能力を伸ばして、今までできなかったことをできるようにする」というものです。
この考え方をすることで、
失敗しても、「また、一つ学んだ」と捉えることができるようになるのです。
モチベーションが落ちないんですね。
誰が言った言葉か忘れてしまいましたが、
「100回失敗したんじゃない。上手く行かない方法を100個見つけたんだ」
(うろ覚え)というのがありますね。
この考え方こそポジティブといえるでしょう。
第6の習慣 「やり抜く力」を持つ
「グリッド」という言葉が出てきます。
これは
困難にも屈せず、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす「やり抜く力」を意味します。
個々人の能力は生まれ持ったものとして固定されたものではありません。
能力は経験や努力を重ねることによって高めることができるものです。
それにはこの「グリッド(やり抜く力)」が不可欠なのです。
どのような分野においても「成功した人は数千時間に渡って、目標に沿った努力を地道に続けている」ことが、これまでの研究でわかっています。
それを可能にしているのが「グリッド(やり抜く力)」です。
物事がうまくいかなかったとき、それの原因を
「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」
などと自分の努力や行動のせいにする人は、努力を続けることができる人です。
それは、自分でコントロールできることに原因があると考えているからです。
こうした態度が、大きな成果を得ることにつながるのです。
別の本にも似たようなことが書いてありました。
自分でコントロールできないことで悩んでもどうしようもない。
悩むのであれば、自分でコントロールできることで悩もうというものです。
自分には無理だ。と言いたくなったらこう言い換えましょう。
自分にはまだ無理だ。
「自分には伸びしろがある」と信じましょう。
何故ならば、その方が楽しい。
ぼくはそう思います。
ぜひ読んでみてください。
おまけ。出口治明さんのテレビを見て
先日NHKで「諦めたら、何でもできる」という番組が放送されました。
出口治明さんを追った番組でしたので興味を持って見ました。
(出口治明さんについては説明不要ですよね)
そのタイトルが「諦める」。
????
こういう人が一番使わない言葉では?とますます興味がわきました。
その真意は、
「諦める」=「現状を受け入れる」
ということでした。
リアルに現実を見て、
その中でできることを全力でやる。
今回紹介したことと通じるものを感じました。
ホイじゃ、また。