toohiiのお一人様がいい

おそらくソリタリーのぼくの雑記

自分のアタマで考えよう ちきりんさんの本

chikirin.hatenablog.com

 

はてなで記事を書いている「ちきりん」さん。

ご存じの方も多いことでしょう。いつ読んでもとてもわかりやすい。

そして、自分の考えの甘さを痛感させられます。

 

どうしたら、あんなすばらしい記事が書けるのでしょうか。

1ミリでも近づくために、「ちきりん」さんの本を読んでみました。

 

 

『自分のアタマで考えよう』です。

 

この本で「考える」とはどういいうことなのかを説いています。

 巻末に記された「まとめ」を今回の記事の目次としました。

目次を見てもらえるだけで、本書の要点がわかります。

 

 では、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

いったん「知識」を分離すること

ある情報をもとに考えを導き出したとします。

ですが、それは本当に導き出したのか???ということです。

すでに、知っていたことを述べているに過ぎないのでは???

 

「思考」が「知識」にだまされる状態です。

 

なんらかの固定観念、既成概念、

すなわち「もともと知っていること」に影響されているのです。

 

過去の知識ではなく、常にゼロから考えることが必要です。

 

 

「意思決定のプロセス」を決めること

意思決定のためには「どうやって結論を出すべきなのか」を先に考えることが重要です。情報を集めるのはその後であり、どの情報が重要かも、意思決定のプロセスによって決定するからです。

 

情報を集めることなどの作業を「思考」と思い込むのは危険です。

「考える」とはインプラントをアウトプットに変換することです。

結論=自分の意見です。

 

「考える」力を身につけるには、「考える」時間をもつことが何よりも必要です。

 

 

 

「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと

「なぜ?」は、どうしてこういう結果になったのかを知る作業です。

「だからなんなの?」は、次には何がおこるのか、それに対してどうすべきかを考えることです。

 

あらゆる可能性を探ること

考えモレという状況を避けるための方法として分解図があります。

 

(例)生活保護費総額を減らす方法 ①受給者数を減らす

                 ②一人あたりの支給額を減らす

 

①受給額を減らす方法 ③新規に受給する人を減らす

           ④現在受給している人を減らす

 

③新規に受給する人を減らす方法  ⑤不正受給を減らす

                 ⑥それ以外の新規受給人数を減らす

 

このように、分解図をつくっていくと、あり得るすべての可能性を網羅的に洗い出すことができるようになります。

 

 

 

縦と横に並べて比較してみること

分析の基本は「縦と横」。

(例)自と他の比較 自分と他人 自社と他社

   時系列の比較 過去と現在(歴史) 過去と現在と未来(予測)

          現在と未来のあるべき姿(目標)

 

判断基準の取捨選択をすること

「選択肢が多すぎて決められない」は間違いです。

「判断基準が多すぎる」から、決められないのです。

 

判断基準に優先順位をつけ、明確にしておけば、決断が簡単になります。

 

判断基準は「目標とする姿」から導き出せます。

 

「重要な判断基準を選ぶ」「選んだ基準において、ものごとを明確に分ける」という作業が、本質を抽出するのに役立ちます。

 

レベルをごっちゃにしないこと

議論のレベルがずれてしまっているために、本当に議論しなければならないことが明確になりません。

それをわざと利用して、すべき議論を避けることもあるようです。

 

レベルを揃えて考えてみると本質が見えてきます。

 

自分独自の「フィルター」を見つけること

ここでいう「フィルター」とは、判断基準、選択基準のことです。

 

与えられた他人の基準の中でがんばるのではなく、自分独自の基準を見つけること。

それが何であるのかを考えること。

それこそが、「自分の頭で考える価値のあること」です。

 

データはトコトン追いかけること

よくわからない、わかりにくい情報よりも、「わかりやすいのだけれど、実はおかしな情報」は困りものです。

情報を手に入れてもそれを鵜呑みにすることは危険です。

要約だけ読むことも同じです。

 

情報についてもよく検討してみる必要があります。

 

視覚化で思考を深化させること

円グラフと棒グラフの使い分け。

階段グラグの活用。

 

思考を図にすること。

そのためには「細部まで突き詰めて考えること」が必要となります。

 

思考の過程において、自分の考えを「まずは言語化し、次に視覚化する」という2つのステップで検証することにより、思考をより深めることができます。

 

知識は「思考の棚」に整理すること

新たな「知識」を得ると「思考」がはじまります。そこで答えが導き出せなくてもいいのです。

ここで重要なことは、このときに自分が手に入れた知識を、それをもとに考えたこと(思考)の中に整理して格納しておくことです。

そうすることにより、いつかどこかで必要な情報を見かけたときに、すぐにその存在に気づくことができます。

 

知識を整理するための思考の棚を持っていて、次に知りたい情報を意識的に持っていることが大切です。

 

情報を整理し終えた達成感に浸るのではなく、

整理された情報が手に入ったことで、なにがわかったのか。

なにがいえるようになったのかという思考が、本当に大事なことです。

          

 

感想

これだけのことをしているから、「ちきりん」さんの記事はすぐれているのですね。

とてもまねできないなああ、と肩を落としてしまいます。

この本をお読みになったうちのほんのわずかな人でいいので、ぜひまねしてくれれば、すぐれた「思考」を手に入れることができるのではないでしょうか。

 

ぼくはといえば、上記のうちのどれかひとつでも実行していきたいなと思っている程度です。

 

そんじゃーね!